借金1000万円は返済できるの？具体的な返済方法について

借金はあっという間に増えていくものです。

最初は少額だったのに、気がついてみたら1000万円ほどになっていたということもありえます。

特に、事業をしていたり、ギャンブル中毒なっていたりするとこのような状況になってしまうことがあります。

では、1000万円の借金をどのように返済できるのでしょうか。

債務整理という方法

多額の借金を抱えた人がする方法が債務整理です。

この方法により、安定して借金を返し、ついにすべて返済できたという人が大勢います。

この債務整理にはいくつかの種類があります。

①任意整理

任意整理というのは、裁判所などを介さずに、直接弁護士を通して債権者と交渉することです。

返済をするために、借入額を減らしてもらったり、利息分を減らしてもらったりする交渉をします。

そして、任意整理の場合は返済期間を3年程度に押さえることが条件となります。

②特定調停

この方法には裁判所が関係します。

簡易裁判所に仲介してもらって、債権者と交渉します。

そして、3年間という決まった期間の中で、利息無しで借入金を分割払するように取り決められます。

③個人再生

これは借金の一部分を3年かかって全て払う代わりに、残りの負債を免除してもらうというものです。

この方法を使うには毎月の安定した収入が必要です。

④自己破産

これは、債務者がすべての自分の財産をお金に買えたとしても返済できませんと裁判所が認めた場合にくだされる判決です。

自己破産が認められ、免責決定がなされた時に借金はチャラになります。

債務整理のメリット、デメリット

債務整理というのは1000万円の借金を返済していくために役立つ方法ですが、メリットとデメリットがあります。

例えば、任意整理のメリットは、裁判所を通さなくてもいいということです。

手続きの時間も費用もほとんどかかりません。

しかも、他の人に知られずに借金問題を解決できます。

そして、自己破産と違って、任意整理をしても出来る仕事に制限がかけられません。

デメリットとしては信用情報機関に、任意整理した人としてブラックリストの登録がなされ、5年間ほどはクレジットカードを使ったり、ローンを組んだりできなくなってしまいます。

特定調停のメリットは利息を利息制限法で決められている額まで下げることができるので、借金を減らせるというものです。

しかし、裁判所を解すので手続きが煩雑になります。

自己破産の一番のメリットは借金が免除されることですが、デメリットはブラックリストに10年間という長期間登録されることです。

しかも、自己破産した情報は一般公開されるので、親族や職場の人に知られてしまいます。

返済のためには原因を考える

債務整理の手段を踏んだとしても、自己破産以外は返済をしていかなくてはなりません。

自暴自棄にならずに、返済を安定して行っていくにはどうして借金を抱えてしまったのか原因を考えることも大切です。

借金には種類あります。

しょうがない借金と、しなくても良い借金です。

しょうがない借金というのは、不動産や事業のためにする借金で、投資と呼ぶことも出来ます。

つまり、ある程度の借金をすることにより新たなお金を生む可能性があったものです。

しなくても良い借金は、ショッピングやギャンブルなど消費するための借金です。

自分がどちらの借金をしてしまったのか、それを防ぐためには何が出来たのかを考えましょう。

特に、しなくても良い借金をしてしまっていたなら、返済後は生活を改善できるようにしましょう。