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住宅ローンのフラット35の審査は借金があっても通過できるの?

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住宅を購入する人の希望に沿った土地や家がいつでも見つかるかといえば、そうではありません。

今現在販売されている条件の良い家は、明日にでも誰か他の人の手に渡ってしまう可能性があり、そのチャンスは二度と来ないかもしれないのです。

住宅購入はタイミング次第という側面もありますので、そのような機会を大切にしたいものですが、たまたまその時に借金を背負っていたら、住宅ローンの与信通過が心配になります。

住宅ローンのフラット35は人気商品であり、一部では審査が甘いとも言われていますが、実際はどうなのでしょうか?

住宅ローンのフラット35の審査が甘かったのは過去の話

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住宅ローンといえば、本来であれば利用者の審査から資金提供まで全てを一つの金融機関が背負うことになっています。ローンの回収ができなくなるデメリットを、与信審査する当事者が背負っているために、審査はとても慎重なのです。

しかしフラット35の場合、与信審査を担当するのは金融機関ですが、実際に資金提供するのは「住宅金融支援機構」と呼ばれる団体です。

住宅金融支援機構のお金は投資家によって賄われていた、ということもあり、金融機関ではまともな審査はあまり行われず、ブラックリスト入りしている人であっても与信を通過していたといいます。

しかし2012年にいよいよ改善指導を受けたことにより、現時点では金融機関の与信は「仮審査」となり、本審査を住宅金融支援機構が行うようになったので、フラット35の審査だから緩い、とは言い切れなくなっています。

カードローンを抱えている場合の与信通過の可能性は

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銀行で発行されているカードローンなどを利用して借金を背負っている場合は、フラット35の与信審査を通過できるのでしょうか?ずばり答えを言えば、イエスとなります。

近年になり借金額に厳密に上限を定める法律「総量規制」が施行されましたが、これは借金できる金額を年収の三分の一を上限とするものです。

しかし、この上限では住宅購入をとてもまかなえるものではありませんので、このような一部のローンは総量規制対象外となっています。

つまり借金をいくらか背負っていたとしても、総量規制対象外の住宅ローンを借りることは可能なのです。同時に自動車ローンを組んでいる時であっても住宅ローンの審査を通過することは十分に可能です。

それでもフラット35を通過できないケースとは

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借金を背負っていてもフラット35を通過できる、ということですが、まったく影響がない訳ではありません。

フラット35の契約希望者が、過去に借金のトラブルによってブラックリスト入りしている場合は、やはり審査を通過できないことになります。

また、ブラックリスト入りしていなくても審査を通過できない場合があり、複数のクレジットカードそれぞれから返済を迫られている時などは多重債務者として判断される可能性があるので、ローンの借り替えなどが必要です。

フラット35で大きな判断基準としているのが「返済比率」です。

年収に対しての年間の返済額の比率となる数値であり、住宅金融支援機構によって定められているおおよその目安が30%から35%ですが、年収額が高ければ許容できる比率も高くなります。

具体的な例を挙げると、年収400万円の場合に許される年間の返済額は、30%なので120万円、となります。

抱えている借金や自動車ローンに加えて、住宅ローンを上乗せした結果、年間の返済額が120万を超えるかどうかが審査通過の大きな基準となるのです。

審査が甘いと言われるフラット35を通過できない場合はこの点に注意してみましょう。