もしかしてお金借りてる？家族に借金があるのか調べる方法

家族の中に身の丈以上に羽振りが良かったりパチンコや競馬などにのめり込んでいる人物がいた場合に、やはり気になるのはお金を借りていないかですよね。

この身内に借金があるのかを調べる方法を利用して、問題になる前に確認しておきましょう。

ご自身でできる身辺の調査

まず家族の中で調べたい対象人物がいた場合には、言い方は悪いですが、その周囲を嗅ぎ回ることが借金があるのか調べる方法として有効です。

融資を受ける際には書類や明細書などが自宅に郵送されてくる事があるのですが、消費者金融などの会社の場合は自社名を表に記載せず聞いた事がないような曖昧な名称で郵送してきます。

これまで利用した事がない会社の手紙や、違和感を感じるような封書などは金融会社から送られてきた可能性がありますので確認は必須です。

ただこうした手紙でも本人に無断で開封する訳にはいきません。送付元の社名をネットで検索したりライトで照らして中身を透かして見るなど、やや手が掛かりますが問題にならない程度の確認を行いましょう。

また郵便物の中には本人が債務を返済せずに滞納した事で督促状が送られてくる事があります。

督促状が送られてくると信用情報機関に事故情報が登録されるまでそう長い期間が掛からず、将来的に自動車や住宅など各種ローンが申し込めなくなる恐れもあります。

こうした問題に発展するとご家庭を巻き込み将来設計に大きな変更が生じる事にもなりかねず、どこから送られてきたのか分からない手紙が増えてきたら早めに確認する事が必須です。

ただ最近ではネットから申し込んだ場合に自宅には一切書類が届かないタイプの金融会社もあります。

そうなると自宅に届く手紙などから負債の有無を判別する事は難しく、調べたい本人が使用しているパソコンやスマートフォンなどの端末でサイト閲覧履歴・メールの送受信・通話履歴などを確認すると良いでしょう。

金融会社に問い合わせる

続いて家族に借金があるのか調査する方法として挙げられるのは、金融会社に問い合わせを行なう事です。

これは身辺調査でどこの金融会社を利用しているか目星が付いた場合に行うもので、負債の有無だけでなく具体的な金額まで確認することができます。

ただこの時に注意が必要なのは、いくら身内といえど負債の有無については個人情報の最たる例ですので、問い合わせをしても回答を得られる訳ではありません。

この時に必要になるのは開示対象者が署名し実印を押した委任状と実印の印鑑登録証明書で、さらには申請者本人を確認するための身分証明書も欠かせません。

つまり金融会社に直接問い合わせる際には確認したい本人の同意が欠かせませんので、調べ方としてはあまり現実的ではありません。

ただ中には委任状を本人に代わり調べたい方が自身で書き込む事もあります。

印鑑登録証明書も自治体の窓口に訪れなくても設置してある専用端末から取得することができますし、コンビニの端末でも取得することができます。

取得に際しては暗証番号が必要になり、また本人に無断で取得する事には問題があります。

身内ゆえに暗証番号を把握しているケースも多くありますので、実際にこうした手段で負債の有無を確認するかはモラル次第です。

信用情報機関に問い合わせる

また家族に借金があるのか調べる方法としては、金融会社に問い合わせるだけでなく、金融会社からの情報を横断的に収集している信用情報機関に問い合わせる事も一つの手段として挙げられます。

信用情報機関への問い合わせはどこの金融機関から借りているかが分からない場合に、金融会社をまたいで横断的に確認するのに有効です。

信用情報機関には消費者金融系の日本信用情報機構（JICC）、クレジットカード系のシー・アイ・シー（CIC）、銀行系の全国銀行個人信用情報センター（KSC）などがありますので、どの系列の金融会社を利用しているか目星が付けておきましょう。

日本信用情報機構（JICC）
http://www.jicc.co.jp/

シー・アイ・シー（CIC）
http://www.cic.co.jp/

全国銀行個人信用情報センター（KSC）
http://www.zenginkyo.or.jp/pcic/

なお信用情報機関への問い合わせでも、金融会社への問い合わせと同様の手続きが必要となりますので、あらかじめ書面等を準備しておきましょう。