すぐにやめてほしい夫の借金癖の治し方や接し方のコツとは
夫がお金に困るとすぐに借金をしてしまうのでどうしたら良いか悩んでいる家族は何が出来るのでしょうか。
次から次へと借金をして、返済に困っていく夫の様子を見て困り果てている主婦というのは意外に多いものです。
借金の問題が原因で家庭崩壊した家族もいます。
では借金癖を直す方法や夫との接し方をどうしたらいいのか考えてみましょう。
コツは他の人との協力です。
弁護士と協力して債務整理をさせる
借金癖を直す一番効果的な方法は借金ができない環境を作ってしまうことです。
借金というのは一種の中毒なので、本人がしたくないと思っていても、いざ借金の誘惑があると簡単にしてしまうのです。
特に消費者金融の宣伝はいたるところにあります。
審査がゆるいことを売りにしたキャッシングの広告は電車の中や駅で配られるティッシュやネットの広告、CMでもいくらでもあります。
ですから、夫が借金をできなくする状況を作るのが一番良いのです。
そこで協力できるのが弁護士です。
弁護士にお願いし債務整理をするのです。
債務整理をすると、各金融機関の信用情報に事故登録されます。
いわゆるブラックリストというものです。
この登録がされると借金をすることができなくなります。
もちろんカードローンもすることができなくなりますし、住宅ローンを組むことも出来ません。
カードでの買い物もできなくなります。
もうお金を借りることが出来ないので、自分の収入の範囲内で何とかするしかありませんし、仕事をしていないのであれば、仕事を見つけなくてはいけません。
借金の誘惑があっても、借金ができないのです。
無人借入機の前に立っても、何も出来ません。
このように強制的に中毒から抜け出る方法が一番効果的です。
他にも、夫の借金癖を治すために協力できる団体があります。
日本貸金業協会に貸し付け自粛を依頼する
実際に消費者金融などからの借金がない場合はどうしたらよいでしょうか。
つまり、親族や友人などからの借金ばかりなのです。
その場合は債務整理の手続をするのが難しいですが、日本貸金業協会に協力を求めることが出来ます。
つまり、協会にお願いして、各貸金業者に、この人にはお金を貸さないでくださいねと通達してもらうのです。
これを貸し付け自粛制度といいます。
本人や親族からの依頼によって行われ、日本貸金業協会から各信用情報機関に情報が行き渡り、借金ができなくなります。
この登録期間は最長5年です。
この依頼は協会に実際に出向いて行うことも出来ますし、郵送でも可能です。
この登録にかかる時間は3日ほどです。
そして、覚えておきたい点ですが、1回申し込んだら3ヶ月間は撤回できません。
注意したい点として、債務整理をしたり貸付自粛制度をしたりした人には闇金業者が近寄ってきます。
合法的にはお金を借りられないので、闇金から借りませんかという誘惑が寄ってきます。
しかし、この業者は違法ですし、借りたら高金利としつこい取り立てがあることをきちんと覚えておきましょう。
夫としっかりと話し合う
このような二つの方法というのは、本人以外が行うことができるので、本人の意志はある意味無視されています。
しかし、借金癖は中毒ですのでこれくらいの強い手段を家族が行使することがとても大切です。
その上で、話し合う必要があります。
借金の怖さや、家族にかけている負担を何度も落ち着いて話し合いましょう。
ポイントは、相手を責めるのではなく、相手を助けたいという気持ちを全面に出すことです。
何度も話しあううちに、夫は家族の自分を思う気持ちに気がつくでしょう。
これらの方法を用いてなんとか借金癖のある夫を助けるようにしていきましょう。