借金で困ったら消費者センターで相談に乗ってくれるのは本当なのか
借金の返済額が増えて困ってしまうことはいつでも起き得る問題です。
そんな時に消費者センターで相談に乗ってくれるのでしょうか。
最初は軽い気持ちで消費者金融からお金を借りましたが、気が付くと返済ができないほど借入額が増えてしまうというケースが良く見られます。
消費者センターというと購入した商品などに問題があった時に相談できる窓口という印象ですが、こんな借金の問題についても相談できるのでしょうか。
安心して相談できる窓口
結論から言うと、消費者センターに相談することは出来ます。
借金問題について相談できる窓口というと、すぐに思いつくのが弁護士事務所や司法書士の事務所ではないでしょうか。
しかし、弁護士などの専門家に相談するというのは敷居が高いものです。
そんな事務所に行ったこともありませんし、相談したならお金を請求されてしまうかもしれないと不安に思うこともあります。
一方、消費者センターなら窓口は全国各地にありますし、気軽に相談することが出来ます。
市役所や公民館、またはコミュニティセンターの中に窓口が設けられているので、自宅から近いところに相談にいけますし、公共の場所ですので行きやすいと感じることでしょう。
そして、そこで相談をしてくれるのは弁護士や司法書士の方たちです。
ですから、弁護士事務所に行くのと同じことなのですが、無料で相談に応じてくれますし、実際に事務所に行くよりも敷居は低く感じます。
消費者センターでしてくれること
消費者センターに行くとまず、どんな問題を抱えているのかを聞き取りしてくれます。
そして、具体的に債務整理をしていく方法を教えてくれます。
借金を減らせる見込があるなら、任意整理や特定調停を勧めてくれます。
さらに状況が深刻で、裁判所が介入しなければいけないような状況なら個人再生や自己破産の手続き方法を教えてくれるのです。
自治体によっては毎日窓口が開いていることもありますし、週の決まった曜日しか開いていないこともあるので事前に確認するようにしましょう。
消費者センター以外にも日本司法支援センター、別名、法テラスなどの相談窓口がありますが、弁護士との面談をしようとすると相談時間が30分と決められています。
しかも相談できる回数は3回までと上限が設けられているのです。
そう考えると消費者センターでしっかり弁護士に相談できるのは嬉しい点と言えます。
知っておきたい相談するメリット
消費者センターに相談するメリットは何でしょうか。
それは、借金の知識を教えてもらえるということです。
この知識がないと、法律の上限を超えた高い金利を払っていても気が付かなかったり、本来なら払い終わっている借金のためにさらなる借り入れをしたりしてしまいます。
借金をするときに知っておかなければならない基本的な知識を親切に教えてくれるのが消費者センターなのです。
また、悪徳業者と関わらないようにも守られます。
悪質な業者の金利はどの程度なのかなどの、気をつけなければいけない特徴や実態を教えてくれるのです。
そして、悪徳金融業者に少しでも関わってしまったならどんな方法で撃退したら良いのかも教えてくれます。
悪質な業者は、多額の負債がある人のところに、かなり低い金利でお金を貸すので利用してみませんかというようなダイレクトメールを送ったりします。
しかし、消費者センターに相談するなら、極端に好条件を提示する業者には気をつけるようにも指導されます。
借金で困ったときにはまず消費者センターで相談するようにしましょう。