借金から逃れるために夜逃げしても見つかる？プロの探し方とは

借金から逃れるために夜逃げしても、プロの手にかかれば必ず見つかってしまいます。
どうして見つかるのかといえば、プロは本人がどこに逃げてもそれを探し出すテクニックを持っているからです。

そのテクニックは普通の人には真似できませんが、個人情報を調べること、最終移転先を調べること、近所の噂を集めることなどが含まれます。

では、それぞれにおいてどうやって情報を集めているのか、その具体的な手口について調べてみましょう。

個人情報を調べる

借金で夜逃げした人をプロが探す手口の一つは、逃げた人の個人情報を収集することです。

これはどうやって行うかというと、役所に置いてある住民基本台帳を調べることによって行います。

住民基本台帳は2002年より導入されたもので、個人情報を収めた公式の書類ですが、プロはここから債務者の行方の手がかりをつかみます。

なぜなら、住民基本台帳には本人お疲れ様です名前や住所が記載されているからです。

全ての個人情報が記載されているわけではありませんが、名前と住所を知るだけでもある程度の個人情報を掴むことができます。

住民基本台帳は基本的に第三者が閲覧することはできませんが、これによく似た住民基本台帳補助簿というものがあり、これを閲覧することで住民基本台帳と同じ情報を得ることができるのです。

プロはもちろんこのことを知っているので、夜逃げした人を探すとき、すぐに市役所に足を運んで住民基本台帳補助簿をチェックします。

最終移転先を調べる裏技

夜逃げする人の中には、あちこち何度も移転して、住民票から足が付かないようにする人もいます。

しかし、こういう場合でもプロはある裏技を使って行方を掴むことができます。

その裏技とは、最終移転先の住民票を調べることです。

一口に言うとこれだけですが、実際に行われる手口は少し込み入ったものです。

まず見つけたい人の本籍地を調べ、役所の戸籍課に向かいます。

そこで戸籍附票を請求、手数料を支払ったうえで戸籍附票を受け取ります。

そしてその戸籍附票から本人の最終移転先を確認します。

手順は以上ですが、実はこの戸籍附票には本人の全ての移転先の住所が記載されているのです。

ですから何度も移転先を変えても、戸籍附票から今の移転先が知られてしまうことになります。

戸籍附票は基本的に第三者が請求することはできませんが、金銭的な請求ができる権利を持っている場合は、少額訴訟を起こすことによって請求できるようになります。

近所の噂を収集する

これは原始的な方法ですが、プロは逃げた人の近所の噂を収集します。

噂の中には、本人の行き先に繋がるような情報が含まれていることも少なくなく、プロはその情報を狙って噂話を収集します。

これは一見無謀なことのようにも思えますが、実はどんな信用情報よりも信頼できる情報なのです。

なぜなら、近所の人達は逃げた本人と毎日のように顔を会わせたり、生活の様子を熟知しているからです。

信用情報機関に集められている情報は形式的なものに過ぎませんが、近所の噂にはリアリティーがあります。

特に借金を多く抱えて逃げるような人は、きっと近所でも噂になっていたことでしょう。

そうすれば情報も多く集まるに違いありません。プロはそれをよく分かっているので、必ず近所の噂をチェックします。

本人のささいな一言やちょっとした会話であっても、プロはその情報から行き先を予想するスキルを持っています。