消費者金融の借金からバックレる事はできる？

消費者金融から借金をしたのはよいものの、返済が厳しくなってくるとバックレてしまいたいと思う時もあるでしょう。

返済の金額に比例して、バックレ心理は大きくなるものです。

基本的に借金をした時に返済をするのは義務であり、そこから逃げることは許されないのが常識です。

そこで仮にバックレることを考えた場合に、それが成立するかどうかまとめてみました。

消費者金融から返済をバックレることは可能なの？

やはり常識的にはバックレることはかなり難しいです。

社会的に背負うリスクが大きく、借金の返済ができないのであれば、素直に債務整理をした方が後々のことを考えるとメリットが多いはずです。

では、どうしてバックレることが難しいのかを考えてみましょう。

まず返済日に支払をしなかった場合、その翌日には登録している携帯電話に電話がかかってくることになるはずです。

金融会社は返済日に振込がなされていませんので、早急に返済をしてくださいという内容です。

ここで素直に返済しておけば良いのですが、それでもできなかった場合は郵送による支払の督促や、毎日のように電話がくるなどエスカレートしていきます。

それでも返済出来ない状況が続くと職場にも電話がかかるようになり、周囲にバレるリスクが高くなっていきます。

現在では貸金業法の改正などもあり、厳しい取立てというのは法律で禁止されるようになりました。

しかし返済をしなくては良いという訳ではありません。法律内の範囲で消費者金融の取り立ては続きます。

それでも返済しなかった場合はどうなる？

こうした取立てや電話による催促を受けても無視をし続けていると、金融機関としても本気で動かざるを得なくなってきます。

具体的には、1つは借金の時効を中断する意味でも裁判所に提訴するという形が一般的です。

さらにその訴訟が提訴されても無視していると、財産の差押などが行われる可能性もあります。

金融機関次第ではあるのですが、あまりにも悪質と判断された場合は、警察に詐欺として話が回ることもあり、その場合は逮捕の後に起訴される事があります。

そこまでして借金を回収しないのではと思いがちですが、見逃した前例を多くなってしまった場合は金融会社としての悪い噂が出てくる可能性があります。

ですので、金融機関としてもバックレたまま返済をしない人には、厳しい対応とらざるを得ない事情があるのです。

借金の返済ができないまま状況が進んでしまうとバックれていた方としても社会的な信用度が全くなくなってしまいます。

社会的な信用がなくなると、今後の人生にどう影響してしまうか？を想像して返済できないのであれば、相手先に返済できない理由を明確に話した方が良いでしょう。

金融機関としても事情が把握出来ればある程度は柔軟な対応をしてくれる事もあるので、最初からバックレるという選択肢をとらないことをお勧めします。

借金からバックレ続けるとどうなるの？

では、借金そのものについてはどうなるのかを考えてみましょう。

まず借金の返済が行われなかった時点で、遅延損害金というものが発生します。

遅延損害金とは返済日から起算して、返済が行われない日数分加算される特別金利のようなものです。

映画などをレンタルした時に期限日までに返さないと、延滞料が加算されるのと同じ原理と考えてください。

この遅延損害金というのは各金融機関によって金利が定められており、通常の金額より余計に利子を支払うことになってしまいます。

短い期間であれば、たいした差額にはならないですが、数年単位など期間が長くなるほどに遅延損害金についても大きく膨らんでしまうでしょう。

また、本来返済すべき元本についても返済しないままであれば、どんどん利子がついて増えていきますので、その点は注意しておいてください。

仮にバックレていたとしても数年後に返済をしなくてはいけない状況になったとき、借金が数倍にも膨らんでいる可能性も否定できません。